4月29日開催の研修会における法定相続情報証明制度に関する質疑応答について

 4月29日、静岡県司法書士会の特別研修会において、静岡地方法務局の西岡主席登記官から、法定相続情報証明制度につき、通達にもとづいた解説がありました。
 会場からは多数の質問が出され、大変有意義な研修となりました。西岡登記官、ありがとうございました。
 なお、質問内容については西岡登記官に事前にお知らせしていなかったため、あらためて書面で回答をいただくように手配をしているところです。

 当日の質疑は下記のとおりですが、書面での回答があり次第、整理してFAQにまとめていく予定ですので、速報程度の意味合いでご覧ください(QAの書き方が不正確な場合がありますので、あくまでも速報としてご覧ください)。

Q1.法定相続情報一覧図の作成者と申出人が異なるとき(例えば司法書士が一覧図の作成だけ依頼を受け、法務局へは相続人が自分で行く場合)、一覧図の記名押印は作成者だけでいいですか?
A1.はい

Q2.法定相続情報一覧図には相続人を記載することとなっていますが、本来相続人となるはずの人が先に亡くなっている場合、その人は記載しないということでいいですか?
A2.はい

Q3.法定相続情報一覧図の記載に誤りがあった場合は訂正することになると思いますが、その場合、一覧図の写しは訂正印のあるものがそのまま交付されますか、それとも一覧図の差し替えが必要となりますか?
A3.一覧図は訂正してもらいますが、写しについては修正テープで修正してスキャナで読み取りをすると聞いています。

Q4.添付書面の返却を受けるとき、印鑑を忘失等して押印することができない場合は、申出書に添付した書面と同一のものの提示を受けることで代替して差し支えない、となっていますが(通達11頁アなお書き)、還付を受ける書類をそのままもう一度出す、ということですか?
A4.後日回答します
※この質問について、質問者に確認をとりましたところ、申出書に添付した書面と同一のものとは具体的にどのようなものか確認したいという趣旨の質問であったようです。この質問に関し改めて次のとおりお伺いします。

Q4の2.申出書に規則247条3項6号の申出人の本人確認書類と、同4項の相続人の住所証明書を兼ねて申出人の住民票を添付していた場合、この住民票は申出人が原本と相違ない旨署名または記名押印をしていれば返却を受けられますか
A4の2.


Q4の3.印鑑を忘失等して押印することができない場合、返却を受ける書面に申出人兼相続人の住民票が含まれていたとしても改めて同じ住民票を取得して提示することにより書面の返却を受けられるという理解でよろしいですか
A4の3.


Q4の4.同様に規則247条3項7号の書類については、例えば申出書に添付した委任状と同じ内容の委任状を再度提示するという理解でよろしいでしょうか
A4の4.


Q5.規則248条に、書面の返却は送付の方法によりすることができる、とありますが、レターパックでも可能でしょうか?
A5.後日回答します
参考 パブコメの結果
郵便切手に代えて,いわゆるレターパックや郵便局の承認を受けた料金受取人払いの封筒を提出することでも返送を認めるべき
今後の参考とさせていただきます

Q6.数次相続のとき、一次相続の申出をする登記所に、二次相続の申出もできますか?
A6.後日回答します
参考 パブコメの結果(P5)
数次相続が生じている場合,二次相続に係る被相続人の本籍地又は最後の住所地がどこであるかに関わらず,一次相続に係る被相続人の本籍地又は最後の住所地を管轄する登記所に二次相続に係る被相続人の法定相続情報一覧図の保管等申出をすることができるようにすべき。
→御意見のとおり対応いたします。

Q7.相続による所有権移転登記申請で相続関係説明図を添付する際、登記名義人となる者の住所を証する書面を別途添付することになっています。法定相続情報一覧図に相続人の住所を記載した場合、相続人の住所を証する書面を添付した上で一覧図の写しの交付を受けますが、この一覧図の写しを登記申請書に添付した場合も、登記名義人となる者の住所を証する書面の添付が必要ですか?
A7.必要です

Q8.申出人が相続人である場合、規則247条3項6号の申出人の本人確認書類は、4項の相続人の住所を証する書面で代替できますか?
A8.できます

Q8の2.規則247条4項の相続人の住所を証する書面は、住民票の写し等原本が必要ですか?
A8の2.はい

(恐れ入りますが、Q8およびQ8の2に関して再度お伺いします)
Q8の3.規則247条4項の相続人の住所を証する書面は、住民票や戸籍の附票が該当し、運転免許証の写しに原本と相違がない旨を記載し、署名又は記名押印したものはこれに該当しないと考えますがいかがでしょうか?
A8の3.

 

Q9.被相続人が日本国籍を有しない場合、法定相続情報一覧図の写しの交付を受けることはできないとなっていますが、例えば、相続人に韓国籍の方がいた場合の韓国の戸籍や、外国公証人の宣誓供述書は規則247条3項4号の戸籍に該当しますか?
A9.該当しません

Q9の2.上記の場合、この制度は利用できないということですか?
A9の2.そうです

Q10.相続人が多数いて数枚にわたって記載する場合、どのように書いたらいいですか。例えば両親を次のページにも同じように記載しますか?
A10.わかりやすく書いてもらえればいいです。例えば次頁に続く、など

Q11.相続人でない配偶者は記載しないこととなっていますが、亡くなっている人でも書いておいた方がかえって相続関係がわかりやすいこともあります。一方で相続人の住所は任意的記載事項となっています。任意的記載事項としては、どの程度の内容まで記載することが許されているのでしょうか?
A11.あくまで相続人を記載してください

Q11の2.条文にある「同順位の相続人」がポイントですか?
A11の2.そうです

(恐れ入りますが、Q11に関して再度お伺いします)
Q11の3.第一順位、第二順位の相続人や配偶者が被相続人よりも先に死亡し、兄弟姉妹が相続人である場合に、法定相続情報一覧図に任意的記載事項として第一順位及び第二順位の相続人や配偶者の氏名、出生年月日、死亡年月日、続柄を記載して写しの交付を受けることはできますか
A11の3.


参考 パブコメの結果(P8)
兄弟姉妹が相続人の場合で、被相続人の死亡以前に死亡した子がいるときは、その者の氏名,生年月日,被相続人との続柄及び死亡の年月日を記載すべき。
→今後の参考とさせていただきます。

 

Q11の4.相続放棄があった場合、法定相続情報証明制度で確認できるのは被相続人死亡時における法定相続人のみで、例えば第一順位から第三順位までの相続人がすべて放棄した場合、第二順位以降の相続人について法定相続情報一覧図で確認する方法はなく、別途戸除籍による確認が必要という理解でよろしいでしょうか
A11の4.

 

 

Q12.法定相続情報一覧図に記載する文字の大きさにきまりはありますか?
A12.ありません

Q13.法定相続情報一覧図に「配偶者」「子」でなく、「妻」「長男」と記載した場合、修正せずにそのまま一覧図の写しの交付を受けられますか?
A13.はい

Q14.「嫡出子、嫡出でない子」と書くか、単に「子」と書くかは選択的ですか?
A14.法定相続情報一覧図から法定相続分が計算できるか、という問題ですよね…後日回答します
参考 パブコメの結果(P7)
相続人に嫡出でない子がいる場合,法定相続情報一覧図における続柄をどのように記載するべきか判然としない。
→相続人が子である場合の続柄は,単に「子」として記載することとなりますが,御意見にあるような場合であって,平成13年7月1日よりも前に相続が発生しているときは,嫡出子・嫡出でない子の別を記載することでも差し支えないと考えます。

Q15.被相続人が亡くなったあと、死亡した相続人がいる場合、法定相続情報一覧図に死亡した相続人の死亡年月日を任意的記載事項として記載して一覧図の写しの交付を受けることができますか?
Q15.できます

投稿者プロフィール

井口ゆり
井口ゆり
渚司法書士事務所(静岡市葵区千代一丁目14番25号)。 補助者、勤務司法書士を経て、平成28年11月独立開業しました。気軽にご相談いただける事務所を目指しています !

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