以前に作成した自筆証書遺言の保管申請をしたいが、現在は自書ができなくても保管制度は利用できるでしょうか。

自筆証書遺言を法務局で保管できる制度が開始するようですが、知人から次の相談を受けました。保管制度は利用できるでしょうか。
 知人が言うには「以前に作成(3年前に作成)した自筆証書遺言を保管してもらいたいが、現在は、体調を崩して、自書することができません。保管申請書の記載事項は司法書士等に作成してもらった上で、法務局に出頭すれば、よろしいでしょうか?
 なお、妻も同様に自筆証書遺言を作成していますが、最近になって、認知症と診断されており、判断能力にやや問題があるような状態ですが、保管制度は利用できるでしょうか」
私は次のように思うのですが、みなさんはどのように考えますか
1 ご主人の場合は、問題ないと思います。
2 奥様の場合は、問題があるように思います。
  それは、遺言者本人が遺言書保管所(法務局)に出頭しますが、そこで遺言書保管官によって本人確認があります。
 そして、保管申請書の記載事項等について説明を求められますので、それに対して説明ができないときは受理されない場合があると思われるからです。
  以上のような回答でいかがでしょうか。みなさんのご意見を聞かせて下さい。
<関係条文>
 法務局における遺言書の保管等に関する法律第5条(遺言書保管官による本人確認)
  遺言書保管官は、前条第1項の申請があった場合において、申請人に対し、法務省令で定めるところにより、当該申請人が本人であるかどうかの確認をするため、当該申請人を特定するために必要な氏名その他の法務省令で定める事項を示す書類の提示若しくは提出又はこれらの事項についての説明を求めるものとする。
 

投稿者プロフィール

兼行邦夫
兼行邦夫
 静岡県伊東市の伊豆高原地区の皆さんの「遺言をはじめとする終活の諸準備のアドバイザー的役割を担いたい」との思いから、平成30年3月から新たな人生のスタートを開始しました。よろしくお願いします。

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