父は生前、「私が亡くなったら、骨は海に撒いて欲しい。」と言っていました。故人の希望を叶えたいのですが、法律上、問題はないのでしょうか

父は生前、「私が亡くなったら、骨は海に撒いて欲しい。」と言っていました。故人の希望を叶えたいのですが、法律上、問題はないのでしょうか

 散骨については刑法190条の「死体、遺体、遺髪又は館内に蔵置し足る物を損壊、遺棄又は領得したる者は3年以下の懲役に処す」の項目に触れるのではないかと懸念されていました。

 しかし、散骨に対してさまざまな団体が取組み、社会的な要請が高まってきました。そこで、法務省は散骨に対し「節度をもって葬送の一つとして行われる限り問題はない」との見解を表明しました。これは、自然葬としての散骨が「死体遺棄」ではなく、「葬送の一つとして」認められたということです。と言うものの、勝手に散骨していいと言うものではありません。

 先の法務省の見解にある「節度をもって」とは、具体的にどういうことなのかになります。一般常識の中で他人に迷惑をかけないことであり、個々の判断に委ねられますが次の点に注意する必要があると思います。
 1 そのままの形で散布しないこと
 2 お骨とはわからない程度に粉末化(一般的には2mm程度以下)すること
 3 他人の所有する土地には散布しないこと、あるいは了解をとること
 4 環境問題に配慮すること
 5 葬送の目的を明確にすること

 ご質問の海への散骨でしたら場所の制約は受けにくいですか、それでも漁場や船の航路、海水浴場などは避けたほうがよろしいでしょう。また、飲み水に使われる川の上流などには散布しない。散骨時に大量のお供え物を撒いたりしない。などの配慮が必要でしょう。

法定相続情報証明を使用して金融機関と証券会社へ行ってきました

 法定相続情報証明を使用して金融機関と証券会社へ行ってきました。事例は、不動産なしの相続です。
 相続人は、兄弟姉妹。3人です。被後見人が亡くなり、引き続き相続手続きを依頼されました。

15日(木) JA静岡美和支店 JAの相続届けと相続人の印鑑証明書と法定相続情報を提出。
 20分程度待たされました。別途戸籍の提出は求められませんでした。無事手続き終了。

16日(金) 静岡銀行呉服町支店 JA同様書類を提出。
 30分位待たされました。静銀は、昨日本部より通達があり、来週より法定相続情報証明で対応とのこと。担当者が確認の上、無事手続き終了。兄弟姉妹の相続で、被相続人の両親の死亡が亡父、亡母との記載だけなので、そこが気になっているようでした。(死亡年月日の記載がほしいようでした。)法定相続情報を説明しました。
 2階に上がり、静銀テイーエム証券で、同様に書類を提出。こちらも。無事手続き終了。

続いて三菱東京UFJ銀行静岡支店へ。
 同様に書類を提出。無事手続き終了。いずれも、コピーをとり、原本は返してもらいました。

 なお、相続人と同行してもらいました。
 相続人全員から「相続財産承継等委託契約書」には、署名押印していただいています。

 また、静銀呉服町支店で「亡○○○○相続財産管理人伴信彦」の口座を開設してあります。

「司法書士が代理人として法定相続証明情報証明の申出を行いました。一覧図の写し及び添付書面の返却を補助者が受取る場合、補助者証の提示は必要ですか」に回答しました。

司法書士が代理人として法定相続証明情報証明の申出を行いました。一覧図の写し及び添付書面の返却を補助者が受取る場合、補助者証の提示は必要ですか

補助者を使者として取り扱うので、補助者証の提示は必要ありません。

「法定相続情報証明の申出を行いました。その際、戸籍の不足を指摘され、後日戸籍を追加で提出しました。この際、注意すべき点はありますか」に回答しました。

法定相続情報証明の申出を行いました。その際、戸籍の不足を指摘され、後日戸籍を追加で提出しました。この際、注意すべき点はありますか

 法定相続情報証明一覧図の写し姚の保管申出年月日は、法定相続情報の内容の確認を、その申出年月日までに市町村から発行された戸除籍謄抄本により行ったということを担保する意義があります。

 ご質問のとおり戸籍を追加提出した場合、その提出があった日を申出年月日として取り扱う必要があるので、申出書に記載された年月日を申出人又は登記所職員において訂正する必要があります

凍結された預金から引き落としがなされるか、に回答しました。

 父が亡くなり、預金も凍結されていますが、その口座から家賃や水道光熱費費が引き落とされることになっています。これらを引き落とすための入金はできるのでしょうか。また、入金できたとして、間違いなく引き落としがされるのでしょうか。

 預金名義人の死亡により口座に入出金停止措置が講じられ、原則として、その後の引落し、払戻し、振込入金等はできなくなります。お尋ねのケースは、すでに預金が凍結されているので、入金はできませんし、引落しもできなくなっていると思われます。

 このように、引落しができなくなっていることから家賃や水道光熱費は別の方法で支払う必要があります。

 家賃については、管理会社または大家さんに振込先を教えてもらって振込むか、または、引落口座の変更の手続きをとる必要があるでしょう。また、水道光熱費は、納付書が送付されてくると思います。最寄りの金融機関またはコンビニで支払えばよいでしょう。

(文責 伴 信彦)